「MRはやりがいのある仕事」 小説のMRとともに悩みながら成長を!
作家・医師 久坂部 羊 さん
公開日時 2021/07/01 00:00
医療小説を多く手がけてきた医師で作家の久坂部羊さん。4月に、製薬会社を舞台にしたビジネス小説を出版した。小説の名は「MR」――。大阪・道修町に本社を置く架空の内資系製薬企業の堺営業所のメンバーが日々悩みながら、仕事にまい進する姿が描かれている。自らの医師としての経験を振り返りながら、「MRはやりがいのある仕事である一方、精神的なタフさが求められる仕事だと思う」と思いやる久坂部さん。出版を記念し、作品に込めた想い、そして現役のMRに送りたいメッセージをうかがった。(岡山友美)〔略歴〕1955年、大阪府堺市生まれ。大阪大学医学部卒業。2003年、小説『廃用身』で作家デビュー。テレビドラマ化されベストセラーとなった『破裂』『無痛』など著書多数。2014年、『悪医』で第3回日本医療小説大賞を受賞。小...