第一三共 抗てんかん薬ビムパットのドライシロップを発売 小児適応も
公開日時 2019/03/12 03:50
第一三共は3月11日、抗てんかん薬ビムパット(一般名:ラコサミド)のドライシロップを発売したと発表した。既存の錠剤では服用が難しい、特に小児や嚥下機能の低下している高齢者が飲みやすいようにしたもの。
製品名はビムパットドライシロップ10%。ユーシービージャパンが製造、第一三共が流通・販売し、両社でプロモーションを行う。効能・効果は「てんかん患者の部分発作(二次性全般化発作を含む)」。成人だけでなく4歳以上の小児適応を持つ。
成人には、通常1日100mg(ドライシロップとして1g)より投与を開始し、その後1週間以上の間隔をあけて増量し、維持用量を1日200mg(ドライシロップとして2g)とし、1日2回に分けて懸濁して投与する。
4歳以上の小児には1日2mg/kg(ドライシロップとして20mg/kg)より投与を開始し、その後1週間以上の間隔をあけて1日用量として2mg/kg(ドライシロップとして20mg/kg)ずつ増量し、維持用量を体重30kg未満の小児には1日6mg/kg(ドライシロップとして60mg/kg)、体重30kg以上50kg未満の小児には1日4mg/kg(ドライシロップとして40mg/kg)とする。いずれも1日2回に分けて懸濁して投与する。薬価は10%1g、386.20円。