JT アトピー性皮膚炎治療薬としてデルゴシチニブを承認申請 外用JAK阻害薬
公開日時 2019/02/01 03:50
日本たばこ産業(JT)は1月31日、外用JAK阻害薬デルゴシチニブ軟膏(開発番号「JTE-052」」について、アトピー性皮膚炎の治療薬として同日に承認申請したと発表した。細胞内の免疫活性化シグナル伝達を担うJAKの働きを阻害し、免疫反応の過剰な活性化を抑制することで、自己免疫・アレルギー性疾患を改善すると期待される。
JTが創製し、鳥居薬品と共同開発。承認取得後は鳥居薬品が販売する。国内フェーズ3では、16歳以上のアトピー性皮膚炎患者を対象に行い、主要評価項目である投与開始日を基準とした最終評価時の mEASI スコアの変化率について、プラセボに対する優越性が確認されたという。現在2歳以上の小児アトピー性皮膚炎患者を対象とした国内フェーズ3を進めている。