新薬薬価収載 がん免疫療法薬キイトルーダなど4製品が即日発売

公開日時 2017/02/16 03:51
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新薬11製品が2月15日、薬価基準に収載された。がん免疫療法薬キイトルーダなど4製品が即日発売した。

発売日が分かった製品は次のとおり(カッコ内は成分名、会社名)

【2月15日発売】
キイトルーダ点滴静注20mg、同100mg(ペムブロリズマブ(遺伝子組換え)、MSD)
薬効分類:429 その他の腫瘍用薬(注射薬)
効能・効果:「PD-L1陽性の切除不能な進行・再発の非小細胞肺がん」「根治切除不能な悪性黒色腫」
薬価:
20mg0.8mL1瓶 8万4488円
100mg4mL1瓶 41万541円 (1日薬価:3万9099円)

がん免疫療法薬で、ヒト化抗ヒトPD-1モノクローナル抗体。進行・再発のNSCLCに対しては、EGFR遺伝子変異陰性、ALK融合遺伝子陰性、腫瘍組織においてPD-L1を発現した腫瘍細胞が占める割合が50%以上(PD-L1陽性(≧50%))の場合、一次治療で使える。体重によらず固定用量で用いる。

同剤使用にはPD-L1検査が必須となるほか、最適使用推進ガイドラインに基づき、施設要件、患者要件に沿った投与が求められる。MSDと大鵬薬品が共同販促する。

なお、緊急の要望に応えるため実施していた薬価収載前の薬剤無償提供は15日の発売開始に伴い終了する。

パーサビブ静注透析用2.5mg、同5mg、同10mg(エテルカルセチド塩酸塩、小野薬品)
薬効分類:399 他に分類されない代謝性医薬品(注射薬)
効能・効果:「血液透析下の二次性副甲状腺機能亢進症」
薬価:
2.5mg2mL1瓶 873円
5mg2mL1瓶 1283円(1日薬価:1650円)
10mg2mL1瓶 1885円

副甲状腺にあるカルシウム受容体に作用して、副甲状腺ホルモンの過剰な分泌を抑制し、血中のリン値及びカルシウム値を低下させる。同種同効の類薬に経口投与のレグパラ錠があるのに対し、パーサビブ静注は透析ルートから投与できるのが特徴。

ジメンシー配合錠(ダクラタスビル塩酸塩/アスナプレビル/ベクラブビル塩酸塩、ブリストル・マイヤーズスクイブ)
薬効分類:625 抗ウイルス剤(内用薬)
効能・効果:「セログループ1(ジェノタイプ1)のC型慢性肝炎またはC型代償性肝硬変におけるウイルス血症の改善」
薬価:1錠 1万1528.80円(1日薬価:4万6115.20円)

3成分配合のC型肝炎治療薬。1回2錠を1日2回食後に経口投与。投与期間は12週間。有効成分のベクラブビルは国内未承認。ダクラタスビルは国内製品名ダクルインザ、アスナプレビルは同スンベプラ。

ベムリディ錠25mg(テノホビル アラフェナミドフマル酸塩、ギリアド・サイエンシズ)
薬効分類:625 抗ウイルス剤(内用薬)
効能・効果:「B型肝炎ウイルスの増殖を伴い肝機能の異常が確認されたB型慢性肝疾患におけるB型肝炎ウイルスの増殖抑制」
薬価:25mg1錠 996.50円(1日薬価:996.50円)

同剤の成分はテノホビルの経口プロドラッグ。既承認のテノホビルの経口プロドラッグであるテノホビル ジソプロキシルフマル酸塩(TDF、日本では「テノゼット錠」としてGSKが販売)と同様の効果を、TDFの10分の1以下の用量で示すことが確認され、TDFの特徴的な有害事象として知られる腎機能障害や骨密度の低下の軽減も期待されている。1日1回経口投与で用いる。

【2月22日発売予定】
テクフィデラカプセル120mg、同カプセル240mg(フマル酸ジメチル、バイオジェン・ジャパン)
薬効分類:119 その他の中枢神経系用薬(内用薬)
効能・効果:「多発性硬化症の再発予防及び身体的障害の進行抑制」
薬価:
120㎎1カプセル 2037.20円
240㎎1カプセル 4074.40円(1日薬価:8148.80円)

酸化、炎症及び生体異物ストレスを軽減する重要な細胞防御機構のNrf2経路の活性化により、抗炎症作用及び神経保護作用を示すと考えられている。1回120mgを1日2回投与することから開始し、1週間後に1回240mg1日2回投与に増量する。経口剤であり、治療開始時に入院の必要はない。

【3月1日発売予定】
オビドレル皮下注シリンジ250μg(コリオゴナドトロピンアルファ(遺伝子組換え)、メルクセローノ)
薬効分類:241 脳下垂体ホルモン剤(注射薬)
効能・効果:「視床下部-下垂体機能障害に伴う無排卵又は希発排卵における排卵誘発及び黄体化」「生殖補助医療における卵胞成熟及び黄体化」。前段の「視床下部-」のみ保険適用の対象となる。
薬価:250μg0.5mL1筒 2910円(1日薬価:2910円)

日本では、ヒト尿由来絨毛性性腺刺激ホルモン(u-hCG)製剤が無排卵症などの効能・効果で30年以上使用されている。今回は遺伝子組換えhCG(r-hCG)製剤であり、安定的に供給できるといった利点がある。

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