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米FDA 2016年新薬承認数は22剤に

公開日時 2017/01/12 03:50

米食品医薬品局(FDA)が2016年に承認した新薬品目数は22剤であることが分かった。FDAが2016年12月28日に発表した。16年の承認品目数は22剤で、15年の45剤から大幅減となった。

過去10年間の承認品目数は平均29剤で、平均より少ない。その理由について、FDA医薬品評価研究センター(CDER)のJohn Jenkinsセンター長は、申請数は41剤と2015年の35剤を上回ったが、申請時期やPDUFAデート(処方せん薬ユーザーフィー法における承認目標日)のタイミングのずれにより16年内に承認されなかった新薬もあったため、結果として少なくなったとの見方を示した。申請数は減少していないことから、17年には例年通りの承認数になると見通した。また、15年には画期的新薬5剤が16年中をPDUFAデートに設定していたが、迅速承認などにより、15年内に承認されるなどして16年分が少なくなってしまったことも理由としてあげた。

Jenkinsセンター長は、16年承認薬のなかで特に臨床的価値をもつものとして、12月に承認された脊髄性筋萎縮症に対する初の治療薬(製品名:Spinraza、一般名:nusinerisen)、9月に承認されたディシェンヌ型筋ジストロフィーに対する初の治療薬(Exondys 51、eteplirsen)、4月承認のパーキンソン病の精神症状である幻覚および妄想治療薬(Nuplazid、pimavanserin)、1月および6月承認のC型肝炎治療薬(Zepatier、elbasvir/grazoprevirおよびEpclusa、sofosbuvir/velpatasvir)などのほか、抗がん剤では、12月承認の卵巣がん治療薬(Rubraca、rucaparib)、5月承認の膀胱がん治療薬(Tecentriq、atezolimab)、10月承認の軟部組織肉腫治療薬(Lartruvo、olaratumab)などをあげた。

16年の承認新薬の73%は、画期的新薬指定(BTD)、優先審査及び迅速審査など特別な審査対象となっていた。また、95%はDUFAデートの目標に合致した。また、新薬の84%は他国に先駆け、米国で初めて承認された。

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