独ベーリンガー フォン・バウムバッハ氏が株主会会長に ベーリンガー氏は株主会会長を退任へ
公開日時 2025/04/22 04:49

独・ベーリンガーインゲルハイムは株主会会長にフベルトゥス・フォン・バウムバッハ取締役会会長を任命すると4月21日までに発表した。2025年7月1日付。現・クリスチャン・ベーリンガー株主会会長は25年6月30日付で退任する。取締役会会長にはシャシャンク・デシュパンデ医療用医薬品事業ユニット担当取締役が就任する。日本法人が邦訳を4月21日、発表した。
フォン・バウムバッハ氏はベーリンガー会長の従兄弟にあたる。21年にベーリンガーインゲルハイムに入社。これまで財務・コントローリング部門の責任者を歴任し、16年からは取締役会長を務めている。フォン・バウムバッハ氏は、「クリスチャンの⾧年のリーダーシップと会社への献身に感謝する。彼の在任中に会社は大幅に進化を遂げた。信頼していただき新しい役職に任命されたことを非常に光栄に感じている」とコメントした。
株主会会長を18年間務めたベーリンガー氏は、会長は退任するものの、今後も株主会のメンバーに席を置く。ベーリンガー氏は「18 年間にわたり3人の CEO と働き、グローバルな製薬企業に成⾧した姿を目にしてきた日々を振り返り、大きな充実感を感じている。今、このバトンをフベルトゥスに引き継ぎ、株主会で彼と共に働くことをとても楽しみにしている」とのコメントを寄せた。
なお、取締役会長に就任するシャシャンク・デシュパンデ氏は14年から9年間、日本のカントリー・マネージング・ディレクターを務めている。24年から医療用医薬品事業ユニット担当取締役。ドイツ・ハンブルク大学で経営学修士号を取得している。