キッセイ薬品 自社創製のGnRHアンタゴニスト・リンザゴリクス 子宮筋腫を対象疾患に承認申請
公開日時 2025/02/28 04:47
キッセイ薬品は2月26日、GnRHアンタゴニスト・リンザゴリクス(一般名、開発コード:KLH-2109)について、子宮筋腫を対象疾患に承認申請したと発表した。
同社によると、子宮筋腫を対象とした2つの国内第3相臨床試験(KLH2301、KLH2302)で、それぞれ対照群に対する非劣性及び優越性が示され、良好な結果を得たとしている。なお、リンザゴリクスは子宮内膜症の国内第3相臨床試験の準備も進めている。
リンザゴリクスは自社創製の経口投与が可能なGnRH(ゴナドトロピン放出ホルモン)アンタゴニスト。下垂体に存在するGnRH受容体においてGnRHと拮抗し、性腺刺激ホルモンであるゴナドトロピンの分泌を抑制することで、卵巣におけるエストロゲン産生を低下させ、子宮筋腫患者の出血症状及び疼痛症状を改善すると期待されている。