第一三共 国内初の経鼻投与の季節性インフルエンザワクチン「フルミスト点鼻液」を発売
公開日時 2024/10/07 04:50
第一三共は10月3日に国内初の経鼻投与の季節性インフルエンザワクチン「フルミスト点鼻液」(一般名:経鼻弱毒生インフルエンザワクチン)を発売した。2歳以上19歳未満用のインフルエンザワクチンで、0.2mLを1回(各鼻腔内に0.1mLを1噴霧)、鼻腔内に噴霧して用いる。ワクチン接種の際、被接種者が積極的に吸入(鼻ですする)する必要はないとしている。
ワクチンは2023年3月に承認を取得し、24年8月に3価(A型2種、B型1種)ワクチンとして一変承認を取得したもの。第一三共は、英国アストラゼネカの子会社のメディミューンとの間で、日本における開発・販売に関するライセンス契約を締結し、開発を進めてきた。
第一三共は、「今般、日本で初めての経鼻投与による季節性インフルエンザワクチンとして、今シーズンより供給を開始する」とし、「当社は、本剤を通じて、毎年の流行が懸念される季節性インフルエンザの予防における新たな選択肢を提供することで、社会の安心・安全および人々の健康に貢献していく」とコメントしている。