サンドは９月17日、インドのバイオコンバイオロジクス社との販売提携契約に基づき、ヒト型抗ヒトTNFαモノクローナル抗体製剤・アダリムマブBS皮下注「FKB」の販売元をヴィアトリス製薬からサンドに変更する手続きが完了したと発表した。新販売元であるサンドによって、本剤の国内販売を継続する。

サンドコード品の出荷開始は、同BS皮下注40mgシリンジ0.8mLと同BS皮下注40mgペン0.8mLは９月18日から、同BS皮下注20mgシリンジ0.4mLは25日からを予定している。日本の製造販売元は協和キリン富士フイルムバイオロジクスで、全世界における独占的販売権はバイオコンが有している。

本剤は2021年２月15日の発売当初からヴィアトリスグループのマイランEPDが販売していたが、23年の日本のヴィアトリスグループの再編により、同年７月１日付でマイランEPDからヴィアトリス製薬に販売移管された。一方で、ヴィアトリスのグローバル本社は22年に、バイオコンにバイオシミラー事業を33億3500万ドルで売却することで合意。グローバル本社とバイオコンとの間で、国別にバイオシミラーの取り扱いが協議されてきた経緯がある。