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ファイザー 肺炎球菌ワクチン・プレベナー20を発売 10月1日から小児領域の定期接種に使用

公開日時 2024/09/02 04:50
ファイザーは8月30日、沈降20価肺炎球菌結合型ワクチンのプレベナー20水性懸濁注を発売した。プレベナー20は、同社の沈降13価肺炎球菌結合型ワクチンのプレベナー13に7血清型(1、3、4、5、6A、6B、7F、8、9V、10A、11A、12F、14、15B、18C、19A、19F、22F、23F、33F)を加えたもの。肺炎球菌感染症の原因血清型を幅広くカバーし、肺炎球菌感染症をより広く予防することが期待されている。なお、プレベナー13は「今後市場から引き上げ、9月30日をもって販売を終了する」としている。

プレベナー20は、小児領域の定期接種に使用されるワクチンとして、7月31日の厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会において了承され、10月1日から定期接種での使用が決定している。

同社の藤本陽子・取締役執行役員ワクチン部門長は、「ファイザーは肺炎球菌感染症予防に20年以上にわたり取り組んでいる」とした上で、「肺炎球菌感染症予防の活動で培ってきた長年の蓄積と経験を活かし、プレベナー20を必要とする方々に確実にお届けできるよう安定供給に努め、医療従事者への適正使用情報の提供や一般の皆さまへの疾患啓発活動を通じ、高齢者から小児まで、肺炎球菌感染症のリスクから守ることに貢献していく」とコメントしている。

肺炎球菌感染症は肺炎球菌により引き起こされる疾患群で、菌血症、敗血症、髄膜炎などの侵襲性感染症のほか、肺炎や中耳炎などの非侵襲性疾患(局所感染症)が含まれる。肺炎球菌感染症は、ワクチンで予防できる疾患(VPD)のひとつとされているが、侵襲性肺炎球菌感染症は依然として存在し、小児、成人ともにプレベナー13には含まれない血清型による肺炎球菌感染症罹患率の絶対的増加が認められている。

同社は、「小児および成人を対象とした日本の医療経済学の研究では、プレベナー20を導入することにより医療費の大幅な削減に繋がる可能性が示されている」と指摘している。
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