アルフレッサHD 中国の医薬卸大手「華潤医薬商業」と戦略的業務提携 医薬品等の中国市場導入を支援
公開日時 2023/11/21 04:50
アルフレッサホールディングスは11月20日、中国の医薬品卸大手である華潤医薬商業集団有限公司(本社:北京市)と包括的な戦略的業務提携に関する合意書を締結したと発表した。日本の医薬品や医療機器等の中国市場への導入を支援するもので、今後は両社で流通に関する事業開発の協議を進める方針だ。
華潤医薬商業の22年度12月期売上高は日本円換算で約 3 兆7829億円。中国の医薬品卸売企業として第3位(2022年度)を誇る。創立は1950年。中国の複合企業グループ「華潤集団有限公司(本社:香港)」の医薬部門に属し、中国28省に430社を超える子会社を展開。8000施設の大病院を中心に、医薬品等の卸売販売、物流配送およびサプライチェーン関連のサービスを提供している。
両社は2019年3月に提携契約を締結し、中国市場において共同事業を模索してきた。今回の戦略的業務提携により両社は、双方のブランド力、医療機関等の販売・物流のネットワークやノウハウなどの経営資源を活用し、中国市場における日本の医薬品および医療機器等の輸出ならびに流通に関する事業開発の協議を進める考え。なお、両社による合意書の調印が11月7日に行われた。