旭化成ファーマ テリボン皮下注用の後発品めぐる特許権侵害訴訟 大阪地裁が沢井製薬に仮処分命令
公開日時 2023/09/06 04:51
旭化成ファーマは9月4日、テリボン皮下注用56.5μをめぐる沢井製薬への特許権侵害訴訟で、大阪地裁が製造販売及び販売の申出をしてはならないとの仮処分命令を発出したと発表した。大阪地裁の仮処分命令は4日付。同製剤の製法特許に基づき沢井製薬のテリパラチド皮下注用56.5μg「サワイ」の製造販売差止を求めていた。
これにより「沢井製薬は本件特許権の存続期間中、本件特許権の製法により製造した沢井製品の製造販売が禁止される」と旭化成ファーマは指摘。あわせて同剤を必要とする患者に確実に届けるだけの十分な体制を整えているとも強調した。さらに同社は、「知的財産権を重要な経営資源と位置付けており、今後も知的財産権の侵害行為に対して毅然とした態度で臨み、知的財産の保護を図る」ともコメントした。