安定期の白斑治療に用いる自己表皮由来細胞シートの承認可否審議へ 2月13日の薬食審・再生医療等部会で
公開日時 2023/01/31 04:50
厚生労働省は2月13日に薬食審再生医療等製品・生物由来技術部会を開き、2製品の承認の可否を審議する。ひとつは、ジャパン・ティッシュエンジニアリング(J-TEC)が承認申請した、メラノサイト含有ヒト(自己)表皮由来細胞シート「ジャスミン」で、安定期の白斑を対象疾患とする。もうひとつは、オーリオンバイオテック・ジャパンが承認申請した、他家角膜由来の培養角膜内皮細胞注入療法「ビズノバ」で、水疱性角膜症を対象疾患とする。
J-TECが承認申請時に行ったニュースリリースによると、ジャスミンが対象疾患とする安定期の白斑では、尋常性白斑の国内患者数が約15万人とされ、また、まだら症は2万~10万人に1人の発生率とされているという。
一方、ビズノバが対象疾患とする水疱性角膜症は、角膜内皮細胞の減少を要因とする疾患であり、ビズノバによって角膜内皮細胞を補うことで治療につなげる。