日医工取締役会 合同会社ジェイ・エス・ディーを割当先とする第三者割当の発行を決議 約197億円調達
公開日時 2022/11/14 17:20
事業再生ADR中の日医工は11月14日の取締役会で、ジェイ・ウィル・パートナーズ(JWP)が管理・運営する合同会社ジェイ・エス・ディーを割当先とする第三者割当の発行を決議した。第三者割当増資で約197億円を調達する。払い込み金額は200億円。
2023年2月開催予定の臨時株主総会における第三者割当増資に係る議案、第三者割当増資の実施を経て第三者割当増資による新株発行を行う。振込期間は23年3月1日から3月 31日までを予定している。
◎品質保証・品質管理体制の強化と、特定卸との関係強化を通じた販売・生産効率の向上
JWPは割当予定先である合同会社ジェイ・エス・ディーを管理・運営する投資ファンド運営会社。2003 年4月に設立された独立系の投資ファンド運営会社で、現在累計で約 4250 億円を超える資金を運用している。日医工が再生するためには、後発品業界内だけの発想にとらわれず、外部業界からの知見とネットワーク等を積極的に取り入れることで、①品質保証・品質管理体制の強化、②特定卸との関係強化を通じた販売・生産効率の向上を実現することが重要であるとの考えに至った―という。
◎メディパルHD 「計画発注、計画生産」の提携モデル具体化、需要に即した生産体制を構築
また、特定卸との関係強化を通じた販売・生産効率の向上に関しては、2021年8月に資本業務提携契約を締結したメディパルHDとの連携を通じて「計画発注、計画生産」を始めとした提携モデルを具体化し、需要に即した生産体制を構築することにより販売・生産効率の向上を実現することが重要であるとの考えに至ったとしている。