フォシーガのCKD適応 処方増意向は約9割
概ね高評価の中で「使いどころが明確ではない」との意見も
公開日時 2022/08/01 00:00
2014年に2型糖尿病治療薬として発売されたSGLT2阻害薬・フォシーガ錠(一般名:ダパグリフロジン)。20年11月に慢性心不全に対する効能・効果の追加承認を取得し、さらに21年8月、日本初の慢性腎臓病(CKD)の適応を取得した。CKD適応の承認取得のベースとなっているのは、糖尿病の有無を問わず、eGFR25~75ml/分/1.73㎡、尿アルブミン/クレアチニン比が200~5000mg/gCrのCKD患者を対象に実施された国際共同第3相試験(DAPA-CKD試験)である。フォシーガ群が主要複合評価項目であるeGFRの50%以上の持続的な低下、末期腎不全(ESKD)への進展、腎臓死または心血管死を有意に抑制したことが決め手となった。そこで今回は、医療情報サイトを運営するケアネットの登録医師のう...