日医工 シンバスタチン錠5mg「NikP」など6成分8製品を自主回収(クラスⅡ) 承認規格に適合せず
公開日時 2022/06/15 04:50
日医工は6月14日、シンバスタチン錠5mg「NikP」など6成分8製品について自主回収(クラスⅡ)すると発表した。いずれも長期安定性試験および安定性モニタリングにおいて承認規格に適合しない結果が得られたため。いずれの製品とも有効性低下や効果発現の遅延などが見られるとしながらも、重篤な健康被害が発生する可能性はないとしている。
今回自主回収するのは、①シンバスタチン錠5mg「NikP」、②フラボキサート塩酸塩錠200mg「日医工」、③ペリンドプリル錠4mg「日医工」、④クラリスロマイシン錠50mg小児用「日医工」、⑤クラリスロマイシン錠200mg「日医工」、⑥テモカプリル塩酸塩錠2mg「日医工」、⑦シンバスタチン錠5mg「日医工」、⑧ブロチゾラム錠0.25mg「日医工」-の各製品。
【自主回収の理由は以下の通り】
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シンバスタチン錠5mg「NikP」(製造販売元:日医工ファーマ)・代表ロットの長期安定性試験(36か月)において、定量試験が承認規格に適合しない結果が得られた。
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フラボキサート塩酸塩錠200mg「日医工」・安定性モニタリング(48か月)において、溶出性が承認規格に適合しない結果が得られた。
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ペリンドプリル錠4mg「日医工」・安定性モニタリング(24か月)において、溶出性が承認規格に適合しない結果が得られた。
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クラリスロマイシン錠50mg小児用「日医工」・安定性モニタリング(12か月)において、定量試験が承認規格外となったことを製造委託先より報告があった。
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クラリスロマイシン錠200mg「日医工」・安定性モニタリング(12か月)において、定量試験が承認規格外となったことを製造委託先より報告があった。
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テモカプリル塩酸塩錠2mg「日医工」・安定性モニタリング(24か月)において、溶出性が承認規格に適合しない結果が得られた。
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シンバスタチン錠5mg「日医工」・長期安定性試験(36か月)において、定量試験が承認規格に適合しない結果が得られた。
・ブロチゾラム錠0.25mg「日医工」・参考品の安定性モニタリングにおいて、溶出性が承認規格に適合しない結果が得られた。