協和キリン 高崎工場で土日開園の保育園を開設へ 働き方支援で従業員確保狙う
公開日時 2022/06/02 04:49
協和キリンは5月31日、バイオ医薬品の生産を担う高崎工場に企業主導型保育施設を開設すると発表した。交代勤務制に対応するため、土日にも開園し、子育て中の従業員の働き方を支援する。同工場では、新たな品質棟や原薬製造棟の増築計画が進んでおり、従業員の働き方の支援を通じて、従業員確保を進めたいという狙いもある。
「きょうわきりん保育園 高崎」は、同工場敷地内で23年1月に開園予定。0歳から就学前までの乳児や幼児を60人まで保育する。稼働日は月曜から日曜で、開園時間帯も交代勤務制に対応する。同社広報部によると、同工場は、埼玉県北部から通勤する従業員がいるなど、保育園の送迎と通勤に時間がかかることから、工場敷地内の保育施設の開設を望む声が上がっていた。
同社では、「仕事と子育ての両立支援を通じ、多様な人材が活躍できる企業文化の実現を目指している」とコメント。5月には、富士事業場(静岡県駿東郡長泉町)でも従業員向けの保育施設を開設している