MICIN（マイシン）は2月7日、オンライン診療サービス「curon（クロン）」の患者向けアプリをリニューアルし、診療予約状況の管理機能や医療機関の検索機能を強化したと発表した。位置情報に応じてクロンを利用できる医療機関を地図上に表示できる。また、これまでのチャット形式を変更し、診療の流れをステップごとに表示することで、オンライン診療の流れが分かりやすくなるなどの工夫を施した。

クロンは、オンライン診療を受診できる医療機関の検索から受診予約、問診、ビデオ通話による診察、電子決済、処方箋または薬の受け取りまでをワンストップに行うことができる。同社によると、すでに導入医療機関数は5000 施設以上で、薬局向けサービス「curon お薬サポート」（5000店舗以上）と連携することで、オンライン服薬指導から医薬品の自宅配送の手配までをクロン上で完結できる。

今回のアプリ版のリニュー アルは、①医療機関ごとに診療予約状況がひと目で管理しやすい画面に見直した、②これまでのチャット形式を変更し、診療の流れをステップごとに表示できる、③「受信トレイ」を新設し、診療の流れに沿って必要な手続きをステップごとに知らせる通知機能がついた、④位置情報に応じてクロンを利用できる医療機関を地図上に表示できる―というもの。これらの改修はユーザーの要望をもとに行ったという。

同社のユーザー調査からは、利用者の91.3%がクロンを活用したオンライン診療を「安心して受診できた」と回答。79.9%がクロンのオンライン診療が「対面診療と同等あるいはそれ以上に相談しやすい」と評価したことを明らかにした。これを受け同社は、「今後も、医療機関・ユーザー双方の声を反映し、使いやすいサービス提供を目指したい」としている。