ヤンセンファーマ CAR-T細胞製品cilta-cel 再発・難治の多発性骨髄腫で承認申請
公開日時 2021/12/08 04:49
ヤンセンファーマは12月7日、B細胞成熟抗原(BCMA)を標的とするCAR-T細胞製品・ciltacabtagene autoleucel(一般名、以下「cilta-cel」)について、再発又は難治性の多発性骨髄腫に係る承認申請を行ったと発表した。cilta-celは、3ライン以上の前治療歴を有し、かつプロテアソーム阻害薬、免疫調節薬、抗CD38抗体の治療歴を有する再発又は難治性多発性骨髄腫の適応取得を目的としている。
申請は第 1b/2相試験CARTITUDE-1の結果に基づくもの。登録患者において、cilta-cel の治療により、早期に深い持続的な奏効を示したという。
cilta-celは、BCMAを標的とする単ドメイン抗体2つを含んだ構造的に区別された自家キメラ抗原受容体T細胞(CAR-T細胞)製品。ヤンセン・バイオテック社は17年12月、米国レジェンド・バイオテック社と、cilta-celの開発および商品化に関する全世界の独占的ライセンス契約および業務提携契約を締結した。