武田薬品、テンクー共同事務局の「がんゲノム医療の明日を考える会」発足 患者本位のがん医療実現へ
公開日時 2021/10/04 04:50
武田薬品、テンクー、NPO 法人西日本がん研究機構(WJOG)、ミルテルは10月1日、「がんゲノム医療の明日を考える会」を発足したと発表した。医療関係団体、患者団体、企業のパートナーシップを通じて、がんゲノム個別化医療の現状と課題を議論するというもの。患者本位のがん医療の実現を目指す。
「がんゲノム医療の明日を考える会」の共同事務局を武田薬品とテンクーが務める。テンクーは、ゲノムおよび生体情報解析のトータルソリューション「Chrovis」の開発と運用を事業の柱に据えており、ゲノム医療をシステム面でサポートしている。
同会は2021年9月から1年間を活動期間とする。がんゲノム個別化医療の現状・課題について、立場の垣根を超えて幅広く議論し、その解決方法の検討を通じ、がんゲノム個別化医療の課題に対する理解および課題解決に向けた機運を醸成する。こうした活動を通じて患者本位のがん医療の実現に貢献したい考えだ。なお、参画団体には、NPO法人肺がん患者の会ワンステップの他に3社が含まれる。