KMバイオロジクス AZの新型コロナウイルスワクチンAZD1222の製剤化を開始
公開日時 2021/03/22 04:50
KMバイオロジクスは3月19日、アストラゼネカが国内で製造販売承認申請中の新型コロナウイルスワクチンAZD1222について、製剤化を開始したと発表した。2月にアストラゼネカと締結したAZワクチンの製造委受託契約に基づくもの。AZから供給されるワクチン原液のバイアル充填や包装などの製剤化を行う。
アストラゼネカの新型コロナウイルスワクチンAZD1222をめぐっては、国内では原液をJCRファーマが製造、バイアルの充填や包装などの製剤化はKMバイオロジクスと第一三共が行う。また、ワクチンの保管・配送および安全性情報の収集は、Meiji Seika ファルマが行う契約をすでにアストラゼネカと締結している。
KMバイオロジクスによると、製剤化は、「新型インフルエンザワクチン開発・生産体制整備事業」で整備した合志事業所(熊本県合志市)の設備を活用する。このほか同社は、新型コロナウイルスの早期終息に向けて、不活化ワクチンKD-414の開発を加速していることも明らかにした。