武田薬品 Novavax社の新型コロナワクチン候補 国内臨床第1/2相試験を開始
公開日時 2021/02/25 04:50
武田薬品は2月24日、Novavax社の新型コロナウイルス感染症ワクチン候補「TAK-019」について、国内臨床第1/2相試験を開始し、最初の被験者に接種が行われたと発表した。
ワクチンの免疫原性および安全性を評価する。日本人の成人被験者200例を組み入れ、2回目のワクチン接種後12か月間の追跡調査を実施する予定。試験結果は、2021年後半に得られる予定で、21年後半の供給開始を目指すとしている。なお、同社は、Novavax社からのワクチン製造技術移転を受け、2億5千万回分以上のTAK-019の生産能力を有し、開発、供給を担うとしている。
◎Moderna社の新型コロナワクチン 国内試験への組み入れを完了
同社はまた、Moderna社の新型コロナウイルス感染症ワクチン候補「TAK-919」の国内臨床第1/2相試験について、日本人成人200例の試験への被験者組み入れが完了したと発表した。完了したのは、2021年2月3日。同社とModerna社、厚労省との三者合意として、5000万回接種分のTAK-919を輸入し、国内で供給するとしている。TAK-919の国内臨床試験の成績は2021年前半に得られる予定で、承認取得後、2021年前半に供給を開始する予定。