Ubie 新型コロナ対応のかかりつけ医に「AI問診ユビー for クリニック」を1年分緊急無償提供
公開日時 2021/01/13 04:49
AI問診を提供するUbieは1月8日、新型コロナウイルス感染症の感染拡⼤による医療崩壊を抑⽌するため「AI問診ユビー for クリニック」を全国のクリニック(かかりつけ医)に利⽤料⼀年分無償で緊急提供すると発表した。1⽉8⽇から2⽉26⽇までに契約することが条件。来院前の問診機能によって、症状を事前聴取した上でクリニックを受診できるなど、患者側もスムーズに医療にアクセスできる。一方、医療機関側の事務作業を効率化するなど負担低減に寄与するとしている。
「AI問診ユビー」は医療機関の紙の問診票のかわりにタブレットを活⽤した問診サービス。医療機関にて患者はタブレットを使って症状を⼊⼒、診察前の待ち時間を活⽤し、事前に詳しい症状の内容を伝えることができる。医師は問診内容を電⼦カルテに記載できるなど事務作業が⼤幅に削減できる。急性期病院を中心に全国200以上の医療機関で導⼊されている。
同社は新型コロナの感染拡大に伴う緊急事態宣言の発令を踏まえ、かかりつけ医の負担を減らしながら患者の医療アクセスをサポートするため「AI問診ユビー for クリニック」の利用料1年分無償提供を決めた。かかりつけ医の現場ニーズに応える形に随時アップデートする。具体的には、経過観察機能などを速やかに検討し、開発を進めるとしている。
さらに⽣活者向けサービス「AI受診相談ユビー」とも連携する。同社は、「導⼊医療機関が増えて⾃宅での受診相談から受診へシームレスな接続を進めれば、医療機関・⽣活者双⽅の負担をさらに軽減できる」と強調している。