MDVとSBIが資本業務提携 ヘルスケア・保険分野で協業
公開日時 2020/11/11 04:50
国内最大規模の診療データベースを保有するメディカル・データ・ビジョン(以下、MDV)と、SBIホールディングスは11月10日、資本業務提携契約を締結したと発表した。SBIが、富士フイルムなどからMDV株式を譲り受け、議決権で20.69%を保有する筆頭株主になった。MDVは現在、実患者数で3361万人の診療データを持つ。金融サービス・アセットマネジメント事業で培ったノウハウを持つSBIと協業することで、ヘルスケア領域や保険分野でデータに基づく商品・サービスを共同開発していく。
MDVは本誌取材に、協業のイメージについて、「SBIが持つ金融業のノウハウやネットワークを医療に活かしていく。具体的な取り組みはこれから」と説明した。
SBIは同日、MDV筆頭株主の富士フイルムから持株779万2800株(議決権比率19.77%)に加え、MDVの岩崎博之社長の持株の一部となる35万8614株(同0.91%)をそれぞれ譲り受けた。売出価格の総額は191億円。