アルフレッサ インテグリティ・ヘルスケアと資本提携 オンライン医療で新ビジネスモデル構築へ
公開日時 2020/07/29 04:50
アルフレッサは7月28日、オンライン診療システムを手掛ける「インテグリティ・ヘルスケア」(本社:東京都中央区、園田愛代表取締役社長)と資本提携したと発表した。オンライン診療システム「YaDoc(ヤードック)」を活用し、新たなビジネスモデルの共同検討・共同開発を行う。また、アルフレッサの主事業である医薬品・医療機器販売と組み合わせながら、両社の事業シナジーを追求する方針だ。
今回の資本提携は、インテグリティ・ヘルスケアが実施した第三者割当増資により、同社の普通株式の一部をアルフレッサが約5億円で取得した。なお、出資比率は非公開。インテグリティ・ヘルスケアは、同社が開発した「YaDoc(ヤードック)」を通じ、オンライン診療、オンライン問診、モニタリングなどのサービスを提供している。今回の新型コロナ感染症の拡大に伴い、医療者同士や医療者と患者間の感染リスクを回避する手段として、電話やオンラインを用いた医療サービスが注目されている。
一方、アルフレッサグループも、「19-21中期経営計画」で「事業モデルの変革」を掲げており、成長分野への積極的な投資により事業領域の拡大を目指しているところだ。今回の資本提携により、両社はYaDocを活用し、今後拡大が予想されるオンラインを用いた問診、診療、モニタリングなどの各医療サービスで検討を進め、新たなビジネスモデルを構築したい考えだ。