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AZ日本法人 19年売上25億4800万ドル、前年比26%増 がん領域売上が56%占める

公開日時 2020/06/08 04:51
アストラゼネカ(AZ)日本法人は6月5日、2019年の日本の総売上は25億4800万ドルで、前年比26%増だったと発表した。伸び率は為替レートの影響を除外したもの。オンコロジー領域製品の売上は14億3600万ドル、前年比52%増で、日本の売上全体の56%を占めた。特に18年8月から非小細胞肺がん(NSCLC)の1次治療にも使えるようになった抗がん剤タグリッソは売上6億3300万ドル、前年比97%増と急成長したことが、売上全体の2ケタ成長に貢献した。

AZのグローバル全体の製品売上は235億6500万ドルで、日本の売上は世界売上の11%を占める。日本の売上を詳細にみると、オンコロジー、循環器・腎・代謝疾患、呼吸器――の重点3領域の売上は計21億1200万ドルだった。重点3領域の売上は日本の売上の83%を占める。

オンコロジーの売上は14億3600万ドル(前年比52%増)、循環器・腎・代謝疾患の売上は2億9900万ドル(3%増)、呼吸器は3億7700万ドル(17%増)――だった。製品別にみると、例えばタグリッソのほかに、がん免疫療法薬で抗PD-L1抗体のイミフィンジは売上2億1100万ドル(前年実績3500万ドル)、卵巣がんや乳がんに用いるPARP阻害薬阻害薬リムパーザは売上1億3000万ドル(167%増)、重症喘息薬ファセンラは8900万ドル(89%増)――となるなど近年上市した新薬群が堅調に成長し、日本の業績をけん引した。

同社は、IQVIAによる企業別の国内医療用医薬品売上ランキングを引き合いに、「重点3領域の製品群がけん引し、19年は日本市場において第5位のポジションに躍進した」としている。15年は8位、16年と17年は7位、18年は8位だったが、19年は3つ順位を上げた。

なお、この順位は、薬価ベースかつ販促会社ベース(販促会社が2社以上の場合、製造承認を持っているなどオリジネーターにより近い製薬企業に売上を計上して集計したもの)のランキングとなる。
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