中外製薬 沢井製薬と日医工をエディロール後発医薬品の用途特許侵害で訴訟提起
公開日時 2020/06/01 04:50
中外製薬は5月29日、骨粗鬆症治療薬エディロールカプセル0.5㎍、同0.75㎍の後発医薬品の製造販売承認取得者である沢井製薬と日医工に対し、特許権侵害訴訟を提起したと発表した。エディロールの用途特許を侵害するとし、東京地裁に製造販売の差し止めを求めて仮処分の申し立てを行った。
エディロールカプセルをめぐっては、沢井製薬と日医工が後発医薬品の製造販売承認を申請し、2020年2月17日にそれぞれ取得した。中外製薬によると、同社と大正製薬が保有する「用途特許権第5969161号」の特許権を沢井製薬と日医工が侵害するとして東京地裁に仮処分を申請した。具体的には、当該後発品の生産、輸入、譲渡、譲渡の申出の差し止め、ならびに廃棄を求めるもの。