経口乳がん治療薬 CDK4/6阻害薬が緩やかに浸透
公開日時 2020/05/31 00:00
20年2月の患者数シェアイブランスは4%、ベージニオは2%40~50代に処方多く手術不能または再発乳がんに対して新たなクラスのCDK4/6阻害薬が開発され、2017年12月にパルボシクリブ(製品名・イブランス)、18年11月にアベマシクリブ(同・ベージニオ)が発売された。ともにホルモン受容体陽性・HER2陰性の患者に対して、ホルモン療法との併用でQOLを保ちながら生存期間を延長する薬剤と期待されている。そこでいつものように、調剤レセプトから実際の処方動向を把握・分析する医療情報総合研究所(JMIRI、読み:ジェイミリ)のデータをもとに、CDK4/6阻害薬の動きを見ていく。他にアロマターゼ阻害薬(AI)、抗エストロゲン剤などの経口ホルモン療法剤を合わせ、「経口乳がん治療薬」として分析を進める。...