19年MR認定試験 合格率は74.3% 受験者数、合格者数とも過去最低
公開日時 2020/01/30 04:52
MR認定センターは1月30日、2019年12月に実施した第26回MR認定試験の合格者は1584人で、合格率は74.3%だったと発表した。合格率は前回75.9%から1.6ポイント減となる。受験者数は2133人で、過去最低だった前回(2539人)から406人減り、過去最低を更新した。受験者数の大幅減もあり、合格者数も過去最低となる。
文末の「関連ファイル」に、97年の第1回試験から今回までの合格者数や合格率の推移をまとめた資料を掲載しました(有料会員のみダウンロードできます)。
同センターは本誌取材に、「前回試験から新テキストを採用し、今回も同じテキストを用いた。これが合格率が前回とほぼ横ばいとなった理由とみている」と話した。受験者数の大幅減は、各メーカーでの新卒採用の落ち込みが大きく影響したとみられる。
試験は19年12月8日に実施した。受験者数の内訳は新規受験者1630人(前回比388人減)、再受験者503人(18人減)。合格者の内訳は新規受験者1364人(330人減)、再受験者220人(13人減)――、合格率は新規受験者83.7%(0.2ポイント減)、再受験者43.7%(1.0ポイント減)――だった。
合格点は「医薬品情報」(230点満点)162点、「疾病と治療」(300点満点)191点、「MR総論」(230点満点)169点――だった。
MR認定試験の合格とともに、6か月のMR経験を修了認定された者に、申請により「MR認定証」を発行する。
次回の試験は今年12月13日9時30分から、東京と大阪の2会場で行う予定。