糖尿病治療薬 SGLT2阻害薬はシェア19%に
製販元別売り上げシェア 1位はNBI、トラゼンタとジャディアンス堅調
公開日時 2019/12/28 00:00
近年、糖尿病治療薬は、DPP-4阻害薬とSGLT2阻害薬の配合剤などの上市が続いている。一方で、発売から6年を迎えるSGLT2阻害薬のシェア争いも気になるところだ。そこで今回は、調剤レセプトから実際の処方動向を把握・分析する医療情報総合研究所(JMIRI、読み:ジェイミリ)のデータから、糖尿病治療薬の動向を確認する。糖尿病治療薬を「経口薬」「インスリン」「その他の注射薬(GLP-1受容体作動薬)」の3つのカテゴリーに分けてみると、直近2年間で患者数ベースのシェアに大きな変化は見られない(図1)。しかし、金額ベース(薬価ベース)ではインスリンの低下傾向と、「その他の注射薬」の上昇傾向はみられる。クラス別では、メトホルミンに代表されるビグアナイド(BG)薬が標準薬として30%強の安定的なシェアを...