アトピー性皮膚炎に21年ぶりの新外用薬
デュシェンヌ型筋ジストロフィーに初の核酸医薬も
公開日時 2019/12/28 00:00
ミクス編集部が製薬企業69社を対象に開発品を調査したところ、19年11月末時点で申請中のプロジェクト数(以下、品目数)は98品目だった。このうち革新性は高いが市場規模は比較的小さい「カテゴリーB」には、がん悪液質の適応を目指す初めての薬剤アナモレリン(小野薬品)や、アトピー性皮膚炎の外用JAK阻害薬デルゴシチニブ(JT/鳥居薬品)、それに神経難病に対する核酸医薬や抗体薬などが上がった(図参照)。がん悪液質に初の新薬鼻茸は「手術不要」の可能性がんの終末期の80%に見られるのが悪液質で、筋肉量の減少、食欲不振などを呈してQOLを低下させる。「がんとともに長く生きる時代」の課題の1つだが、がん悪液質の適応が認められた薬剤はまだない。ステロイド剤に「(がん末期を含む)重症消耗性疾患の全身状態の改善」...