国内申請数は98 多くが20年上市へ
経口GLP-1作動薬、保存期腎性貧血の経口薬、アトピー外用薬など
公開日時 2019/12/28 00:00
ミクス編集部が製薬企業69社の国内フェーズ2以降の開発品を集計したところ、19年11月末時点でプロジェクト数(以下、品目数)は速報値で721品目あり、うち申請中が98品目あった。がん領域の申請品が今回も最多で、スペシャリティ領域の品目も多岐にわたるなか、今回はプライマリー領域で大型化が期待される申請品が複数あることが特徴だ。例えば、2型糖尿病に用いる経口投与のGLP-1作動薬や透析導入前の腎性貧血に用いる経口薬、慢性心不全治療薬などが2020年に登場見込みで、注目されそうだ。(神尾裕)日本では新薬の審査期間が中央値で10か月のため、現在申請中の多くが20年中に承認されるとみられる。申請品目を疾患領域別にみると、がんが27品目と最多(下図、申請品一覧はこちら)。なかでもHER2陽性乳がんに用い...