ＭＲ認定センターは12月９日、８日に実施したＭＲ認定試験の受験申請者数は2174人と発表した。当日に欠席者があり、実際の受験者数は現在集計中とのことだが、過去最低の受験者数だった2018年でも2539人（受験申請者数2576人）が受験したことから、19年は過去最低が確実となった。受験申請者数ベースでは、19年は18年比で約16％（402人）の減少となる。

受験申請者の内訳は、新規が1660人、再受験者が514人。

ＭＲ認定センターでは、「新卒採用の落ち込みが大きく影響した」とコメントしている。実際の受験者数や合格率は20年1月下旬に発表する予定。年次推移をみると、13年以降の落ち込みが激しく、この６年間で受験者数は３分の１程度まで減少した。

ＭＲの新卒採用をめぐっては、ミクスが19年５月に行ったアンケート調査でも、減少に歯止めがかからない状況が明らかになっている。ミクス調査では、19年４月入社の新卒採用者数は、回答を寄せた58社で880人。前年と比較可能な52社をみると、18年の1028人に対し、19年は797人となり、約230人減少していた。回答を寄せた企業の半数を超える29社が新卒者の採用を減らしていた。