AIが医療をアシスト
疾患を早期発見 最適な治療・投薬で医療費適正化も
公開日時 2019/11/30 00:00
近未来の医療の姿人工知能(AI)が大腸の内視鏡画像を解析し、検査中に腫瘍性ポリープの可能性を数値で示す。AIが脳MRI画像を解析し、脳動脈瘤の疑いがある部分を検出する。いずれも日本で薬事承認を取得したAI医療機器で、医師の診断を補助してくれる。そして今、各種検査画像のみならず、バイタルサインや、食事など療養環境のあらゆる情報で医療ビッグデータを構築し、AIを用いて高度で先進的かつ最適化された医療サービスを提供する国家プロジェクト、「AIホスピタル」計画も動いている。データとICT、AIを活用して、新しい医療を作る流れが加速している。(神尾裕)2025年には65歳以上が総人口の30%を超える超高齢社会を迎える。人口あたりの罹患数の増加に加え、医療機器の高度化、診断法・治療法・治療薬の高額化が予...