新薬ベオーバ、14日処方制限でも顕著な伸長
OAB治療薬
公開日時 2019/08/31 00:00
40歳以上の7人に1人が罹患しているとされる過活動膀胱(OAB)。2011年に発売された初のβ3アドレナリン受容体作動薬(β3作動薬)ミラベグロン(製品名・ベタニス)は、抗コリン薬で見られる口内乾燥、便秘といった副作用が少なく、薬物療法の主流になりつつある。18年11月にはクラス2番手のビベグロン(同ベオーバ)が発売され、ミラベグロンと比べて警告の設定がなく、禁忌、相互作用の記載が少ないなど、より使いやすいとされている。今回はOAB治療薬の動向を、いつものように調剤レセプトから実際の処方動向を把握・分析する医療情報総合研究所(JMIRI、読み:ジェイミリ)のデータを用いて検証する。OAB治療薬のクラス別シェア(患者数ベース)の推移は、17年から18年にかけてβ3...