アルフレッサ 静岡に物流センター新設へ 災害時含む安定供給体制を強化
公開日時 2019/07/18 03:50
アルフレッサホールディングス(HD)は7月17日、静岡県藤枝市に物流センターを新設すると発表した。2021年5月の稼働を予定する。出荷能力は、営業支店に併設する静岡医薬品センターの9倍の月180億円となる。また、グループでは初めて建物全体に免震構造を採用。災害時には愛知と神奈川の物流センターと連携し、東海、南海トラフ地震など災害時を含む安定供給体制を強化する。
アルフレッサの物流センターとしては9施設目となる。予定投資額は135億円。保管品目は最大2万5000品目。新設する理由のひとつは、現在の静岡の物流拠点である医薬品センターが後発医薬品の数量増で狭くなったため。また、静岡県内に製品供給してきた神奈川と愛知の物流センターの負荷を軽減する。さらに、将来想定される東海、南海トラフ地震など災害時に備える。初めて建物全体に免震構造を採用。72時間稼働する大型非常用電源も設置する。愛知と神奈川の物流センターとの連携体制も整え、災害時の供給への影響を最小限に抑える。
機能面はPIC/S GDPに準拠。パレット自動倉庫における庫内作業などの高負荷作業削減のため、グループとしては初めてロボット(アーム型ピッキング作業ロボット)を導入し、物流の質と効率化を図る。
アルフレッサは7月に建設を開始した。所在地は静岡県藤枝市岡部町内谷933-1。鉄骨造4階建。建築面積は 7706m2、 延床面積は2万6285m2。名称は「静岡物流センター」(仮称)。