大正製薬 スタートアップ企業と協業へ 新規ヘルスケアビジネス創出目指す
公開日時 2019/05/21 03:50
大正製薬は5月20日、協業するスタートアップ企業の募集を始めると発表した。「これまでの医薬品の枠にとらわれない」新たなヘルスケアビジネスの創出を目指す。大正製薬がスタートアップ企業の協業プログラムを行うの初めて。
このプログラムは「大正製薬アクセラレーター2019」と称し、スタートアップコミュニティを運営するCreww社(東京都目黒区)と協力して行う。Creww社には約4000社のスタートアップ企業が登録している。大正製薬は、「(異業種から)ヘルスケアビジネスへの参入が増え、事業環境が変化している。新たな発想を取り入れたい」と、協業プログラムの狙いを説明している。
生活者の健康支援、医薬品業界の業務効率化、社会全体の課題解決につながるサービス、ソリューションの創出を目指す。協業企業には出資も検討する。採択予定企業数は定めておらず、事業予算規模は開示していない。企業公募は、5月27日からCreww社のホームページに開設する専用Webサイトで行う。