東邦HD 通期業績予想を上方修正 価格改善などで
公開日時 2019/04/25 03:50
東邦ホールディングス(HD)は4月24日、2019年3月期通期業績予想を上方修正したと発表した。がん免疫療法薬、希少疾病用薬など取扱卸限定品の売上増とともに、流通改善ガイドライン(GL)に基づく納入価格改善が利益の増額に寄与した。
売上高、営業利益、経常利益、当期純利益(親会社株主に帰属)のいずれも当初予想を上回り、営業利益は29.8%改善し、減益率が縮小した。同社は、売上伸張に加え、流通改善GLに基づき個々の「製品価値に見合った単品単価交渉に努めた結果」だとしており、粗利の改善が背景にあるといえる。今回の修正により減収減益予想は、増収減益予想になった。
【業績予想修正内容】(カッコ内は前年度実績)
売上高:修正予想1兆2220億円←当初予想1兆1950億円(1兆2133億4200万円)
営業利益:修正予想157億円←当初予想121億円(190億1600万円)
経常利益:修正予想214億円←当初予想177億円(250億4500万円)
当期純利益:修正予想138億円←当初予想101億円(143億8400万円)