教科書にない現場の課題、医療者と話し合う姿勢を
MRは何をすべきなのか
公開日時 2019/03/29 00:00
最近とみに医療現場から、MR活動に対する批判を多く耳にするようになった。一言でいえば、MRはわざわざ医療機関に訪問して、何をしたいのか、ということに尽きる。添付文書や製品概要を読み上げるような通り一遍の説明、そこから少しずれた質問をすると答えを避け、研究会等の支援にも及び腰、その対応を批判すると「おっしゃるとおりでございます」と頭を下げる――活動の画一さに拍車がかかっているとの批判、嘆きである。この批判、嘆きは、MRに対する諦めだけではない。医療現場へ戻ってきて欲しい、というエールでもある。しかし、いつまでも続くわけではない。エールに応える活動に切り替えるのは、今しかない。その切り替えは、患者を想う1つの質問から始まる。(酒田浩)患者を想う一つの質問――「MR革命」への最初の一歩である。その...