中医協・費用対効果評価合同部会 抗がん剤・オプジーボ またもや薬価引下げへ
公開日時 2019/03/28 03:50
中医協費用対効果評価専門部会・薬価専門部会・保険医療材料専門部会合同部会は3月27日、抗がん剤・オプジーボの薬価引下げを了承した。19年5月の新薬薬価収載のタイミングで新薬価が告示される。一方で、C型肝炎治療薬・ハーボニー配合錠などの価格調整は行われない。
この日の中医協では、企業分析と再分析に開きのあった7品目についての結果が報告された。
オプジーボは、非扁平上皮非小細胞肺がんや扁平上皮非小細胞、腎細胞がんで1500万円/QALY以上となるなどしたため、薬価が引き下げられる。同剤は悪性黒色腫(メラノーマ)の適応を取得後、NSCLCの適応取得で、市場が大きく拡大。17年2月には、特例拡大再算定で緊急的に50%の薬価引下げを受けたのを皮切りに、18年4月の通常改定でも費用対効果評価による暫定的な引下げを含む引下げ、さらには18年8月には用法用量変化再算定の適用となり薬価引下げられていた。
一方、C型肝炎治療薬はダクルインザ錠・スンベプラカプセル、ヴィキラックス配合錠、ハーボニー配合錠のいずれもが価格調整の必要はないと判断された。