【19年1月リスト 短期連載1】腎性貧血のHIF活性化薬 腎・泌尿器領域に基盤もつ5陣営が競合
公開日時 2019/02/08 05:00
■CKDで頻度の高い合併症慢性透析を施行している患者は約33万人(2016年末)で、透析患者を含む慢性腎臓病(CKD)の患者数は約1300万人に上ると推定されている。CKD患者において腎性貧血は頻度の高い合併症の1つだ。ミクス編集部が製薬企業69社を対象にまとめた「19年1月改訂版新薬パイプラインリスト疾患別」(18年11月調査、P2以降の国内開発品を整理・集計)から腎性貧血の開発品を抽出すると、8プロジェクトが該当した(表)。そのうち6プロジェクト(5成分)が新規メカニズムの腎性貧血治療剤である低酸素誘導因子(HIF)活性化薬、2プロジェクトが赤血球造血刺激因子製剤(ESA)ダルベポエチンのバイオ後続品であった。■QOL低下や臓器障害進展腎性貧血は、赤血球の産生を促すエリスロポエチン(EP...