日本ジェネリック 春日部工場をニプロファーマに売却で基本合意書を締結
公開日時 2018/08/29 03:51
日本調剤は8月28日、日本調剤の連結子会社である日本ジェネリックの春日部工場(埼玉県春日部市)をニプロファーマに売却するための基本合意書を締結したと発表した。春日部工場は、固形製剤9億錠の生産能力をもつ。契約締結日は11月1日、物件引き渡しは2019年3月1日の予定。
日本ジェネリックは、2018年3月に完成させたつくば第二工場を中心に、製造拠点の集約化し、効率化するのが狙い。つくば第二工場は現在、工事の第1期終了しており、34億錠の生産が可能。さらに、第3期までで100億錠の生産が可能になるという。
一方、ニプロファーマは、後発品市場の積極的なシェア拡大を重点施策に位置付け、増産体制・整備を進めており、今回の工場取得もこの一環。現在国内の拠点であわせて52億錠の生産能力を有すが、工場の取得で、生産体制の強化・拡充を加速させる狙いがある。受託製造も含め、医薬品の製造需要が急増するなかで、これに対応し、安定供給を目指す。