JMIRI 院外処方せんDBの利活用で近畿大と共同研究 市販後調査への展開も
公開日時 2018/07/27 03:50
国内最大級の院外処方せんデータベース(DB)を持つ医療情報総合研究所(通称:JMRI、読み:ジェイミリ)はこのほど、同DBを用いた新たな利活用サービスの開発に向け、近畿大学と共同研究契約と締結したと発表した。契約締結日は7月2日付。
JMIRIは2005年の設立以来、同DBを主にマーケティングに利活用するサービスを提供している。近畿大薬学部は医療情報データベースをデータマイニングの手法(=大量に蓄積された未加工のデータの中に存在する、ある傾向や相関関係など価値ある情報を見つけ出すための技術・手法)を用いて、多角的に解析するノウハウを持つ。今回の共同研究では、JMIRIの院外処方せんDBを活用し、医薬品の市販後の安全性評価や新たな効能・効果を見出す新サービスの開発・提供を目指す。
JMIRIは、「これからも処方情報サービスのリーディングカンパニーとして、患者中心の医療社会、効率的な医療システムの実現に向け邁進していく」としている。