糖尿病薬「新規処方差し控え」依頼で他剤に切替
継続患者→他剤、ツイミーグで8% マンジャロで5%か
公開日時 2024/06/01 00:00
2023年春から夏にかけてGLP-1受容体作動薬などの糖尿病薬で限定出荷の措置が相次いだ。不安定供給で現場の処方はどう動いたか。調剤レセプトや社保レセプトなどのリアルワールドデータ(RWD)で実際の処方状況を把握し、拡大推計して市場全体の処方実態も分析するインテージリアルワールドの統合医療データベース「CrossFact」をもとに検証してみた。GLP-1受容体作動薬と、23年に限定出荷があった経口糖尿病薬ツイミーグ(一般名:イメグリミン)の患者数(拡大推計、以下同)の推移を図1に示す。直近24年3月は、1位リベルサス(セマグルチド錠)26万人、2位ツイミーグ10万人、3位オゼンピック(セマグルチド皮下注)8万8000人、4位トルリシティ(デュラグルチド)6万2000人、5位マンジャロ(チルゼ...