緑内障点眼薬 GE市場のなか新規配合剤伸長
グラアルファ、24年4月に追加・切替IN市場で8%獲得
公開日時 2024/07/01 00:00
緑内障は40歳以上の日本人の5%を占めると推定され(多治見スタディ)、厚生労働省研究班によると視覚障害の原因の1位を占めている。眼圧下降の点眼薬として、プロスタノイドFP受容体作動薬(FP作動薬)やβ遮断薬など多くのクラスが承認され、単剤で効果不十分な場合は併用療法が行われる。その際、複数製剤の点眼というアドヒアランス上のアンメットニーズを満たすべく、配合剤の上市が相次いでいる。そこで今回は緑内障点眼薬を取り上げ、調剤レセプトや社保レセプトなどのリアルワールドデータ(RWD)で実際の処方状況を把握し、拡大推計して市場全体の処方実態も分析するインテージリアルワールドの統合医療データベース「CrossFact」をもとに検証する。直近2024年4月の院外薬局での緑内障点眼薬の患者数は約1...