陽進堂 高カロリー輸液ワンパルの販売開始 最新の推奨処方に基づく
公開日時 2018/06/05 03:50
陽進堂とエイワイファーマはこのほど、最新の推奨処方に基づく高カロリー輸液用キット製剤ワンパル1号輸液と同2号輸液を発売したと発表した。既承認の 中心静脈栄養(TPN)製剤よりも少ない投与液量(1600mL)で1日の所要栄養量を補給可能な設計としたのも特徴。他の輸液製剤や併用薬がある場合や、患者の体格、病態により投与液量を控えたい場合などを考慮した。
処方は、経口摂取不良時に不足しがちなビタミンB1(チアミン)、ビタミンB6(ピリドキシン)、ビタミンC(アスコルビン酸)について最新のビタミン推奨処方に基づき増量。ビタミンKは、ワルファリンカリウムとの相互作用を勘案し、同推奨に基づき減量。鉄は、TPN 療法に微量元素製剤を長期間連日併用した際の蓄積に関する近年の指摘を踏まえ減量した。同剤はエイワイファーマが製造し、陽進堂が5月30日から販売を開始した。