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協和キリン 透析中の高リン血症改善薬・フォゼベル錠 2月20日に発売

公開日時 2024/02/20 04:50
協和キリンは2月20日に、透析中の慢性腎臓病患者における高リン血症の改善薬・フォゼベル錠(一般名:テナパノル塩酸塩)を発売する。NHE3阻害薬で、腸管からのリン吸収を抑制する。現在の中期経営計画で5つの次世代戦略品の一つに位置付けた薬剤で、中医協資料によると、国内のピーク時売上は193億円と予想されている。24年の売上計画は33億円。

フォゼベルは、腸管で局所的にナトリウムイオン/プロトン交換輸送体3(NHE3)を阻害し、リン吸収の主要経路である傍細胞経路(細胞間隙経路)からのリン吸収を抑制する。米国Ardelyx社(マサチューセッツ州)の創製品で、協和キリンが日本における高リン血症を含む腎疾患領域を対象とした独占的な開発・販売権を持っている。

高リン血症は、血液中のリン濃度が異常に上昇する重篤な疾患。血中リン濃度は腎臓によって調節されているが、腎機能が著しく低下すると、リンが体外に十分に排出されなくなる。そのため、透析中の慢性腎臓病患者において、高リン血症は罹患率が高いことが知られている。国際的に認められている治療ガイドラインであるKDIGOでは、血中リン濃度を正常範囲(2.5mg/dL以上4.6mg/dL未満)に下げることが推奨されている
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