未来能力研究所柿崎大司30代以上のＭＲの多くが希望する営業所長・支店長の仕事が急速に変化している。営業所長は担当地域の経営者、支店長は複数県をまたぐ戦略市場単位の経営者として、これまで以上に難しい職務になるのは時間の問題。上位の営業キャリアを目指すＭＲは、どのような能力が必要か、またどのように伸ばしたらいいのかを真剣に考える変化点にきている。すでに「キャリアの現状維持」という選択肢は消えているかもしれない。やり抜くことと頑張ることは違う本誌編集部は「今後ＭＲとして生き残る要件」をまとめているが（本誌３月号p20）、いずれのテーマも粘り強さが求められるものばかりだ。大学病院担当から開業医担当を含めて４割以上のＭＲが「エリアマーケティング」や「医療経営・病院経営」を学ぶことを挙げているが、やり抜...