ノバルティス ALK陽性非小細胞肺がん治療薬ジカディア 用法・用量変更を申請
公開日時 2018/04/09 03:50
ノバルティスファーマはこのほど、ALK融合遺伝子陽性の切除不能な進行・再発の非小細胞肺がん治療薬ジカディアカプセル150mg(一般名:セリチニブ)について、用法・用量を「450mgの1日1回食後投与」に変更するための一変申請を行ったと発表した。申請日は3月29日付け。
現在の用法・用量は、750mgの1日1回空腹時投与となっている。同剤服用患者に出現する主な副作用には悪心、嘔吐、下痢といった消化器症状がある。その多くは制吐剤や止瀉薬といった対症療法で管理可能ではあるものの、治療継続の課題のひとつになっている。
同社は患者の負担軽減のため、有効性を保ちながら消化器症状の発現の軽減により安全性プロファイルを改善できる用法・用量を検討するための治験(CLDK378A2112試験)を実施。今回の申請に至った。同社は「今後も患者さんのQOLの改善に努めていく」としている。