大塚 プレタールOD錠の飲み忘れ防止用専用容器の承認取得 10月発売予定
公開日時 2017/07/13 03:50
大塚製薬は7月12日、脳梗塞再発抑制薬プレタールOD錠100mg(一般名:シロスタゾール)の毎日の服薬をアシストするため、56錠入りのプラスチック専用容器の承認を取得したと発表した。この専用容器と、別売りのIoT対応の「服薬アシストモジュール」を合体させて使用すると、例えば服薬時間帯になるとLEDが点滅して患者に服薬タイミングを教えてくれる。専用容器と「服薬アシストモジュール」は10月に発売を予定している。
脳梗塞患者では、「うっかり忘れ」などにより、服薬率が半年で約5割まで低下するとの報告がある。今回の専用容器を含むIoT対応システムを通じて、服薬継続を支援する。
大塚は、毎日の服薬をアシストするため、「プレタールアシストシステム」をNECと共同開発した。同システムは▽プレタールOD錠100mgの56錠入り専用容器▽LEDを点滅させて服薬時間を知らせ、薬取り出し履歴を記録・通信するIoT対応の「服薬アシストモジュール」(別売)▽スマホなどで薬取り出し履歴を確認できるアプリ「服薬アシストアプリ」(無償で配信)――の3つで構成される。
このシステムでは、服薬タイミングのアシストのほか、錠剤を取り出したことを検知して服薬したことを自動保存する機能も持つ。スマホなどに「服薬アシストアプリ」をダウンロードすると、患者や見守り家族はこの服薬履歴を受信・保存でき、医療機関を受診時に服薬履歴を示すこともできる。